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第2次世界大戦中のドイツ軍の戦闘機Fw190A型は、メッサーシュミットBf109と並びヨーロッパの空を席巻した名戦闘機でした。しかし、搭載する空冷のBMWエンジンは高々度での能力低下が著しく、連合国側の新鋭戦闘機P-51Dムスタングに対し、数的にも性能の面でも劣勢を強いられる戦いが続きました。その対応策としてFw190に新エンジンを搭載する案が浮上したのです。クルト・タンク博士率いる技術スタッフはJumo213系と呼ばれる新型液冷式エンジンを搭載した新型戦闘機の開発に着手しました。1944年春から試作を重ね、夏には量産化にこぎつけた機体はFw190 D-9と名付けられ前線に送られました。その高性能とともに、液冷エンジン搭載の長い機首や延長された尾部を持つ独特のスタイル、そして大戦末期に配備されたドイツ機ならではの神秘性が、いまなお多くの人々の心を引きつけてやまない機体です。 正確なプロポーション、スケールの限界に挑戦した精密な彫刻や組立てやすさで絶賛されたD-9のカラーバリエションです。大戦末期のドイツ本土に展開した機体のマーキングを集めました。全3種類の中から2機を選んで製作可能です。デカール印刷は発色、貼りやすさともに抜群のカルトグラフです。
プラモデルキット
